正月用品求め、人、人、人… 終い天神
25日は京都北野の1年を締めくくる終い天神。1000軒以上の露天が店を並べてにぎわっています。今日は天気もよく、14万人は繰り出すといわれる参拝者が正月用品や縁起物を買い求めていました。おせち料理には欠かせない丹波の黒豆、にんじん、金時や自然薯(じねんじょ)、棒鱈に数の子など。植木屋さんでは葉牡丹、千両、5葉松、花梅や高野槇、お多福南天に注連縄(しめなわ)などの縁起物が飛ぶように売れていました。「今年最後の安売りや、まけとくでェー」、「赤い可愛い花が付いてるは、これ貰ろとこ」と買う人も。「植えとくとこがないのや」、「そやったらこっちの鉢植えやったら」と上手に裁く人。
ここ北野天満宮は菅原道真を祀っているお宮さんで学門の天神さんとしても親しまれています。道真の縁日の25日の今日は大学や高校の合格祈願で訪れる学生もたくさん訪れて神妙に拝んだり目指す大学名や高校名を書いたお札や絵馬を社にくくりつけて祈願していました。(仲野良典)