3月12日に木津、加茂、山城の3町が合併し発足する木津川市の市長選(4月15日告示、22日投票)に、民意を尊重し、無駄をはぶき、市民の暮らしの向上をはかる市政をめざす「みんなでつくる木津川市民の会」は27日、元梅花女子大学教授で同「会」代表の田中康夫氏(67)を擁立することを発表しました。
 同会は擁立理由について、田中氏は合併への意志を問う住民投票条例の制定を求める直接請求署名運動の先頭に立ってきた実績があり、また、長年、まちづくり、都市研究に関わってきた専門家であるとしています。
 田中氏は、合併の是非を住民の意向を聞いて判断してほしいと願った1万人を超える木津町民の意志を無視して合併を強行したことへの怒りが、市民参加の市政をつくる先頭に立つことを決意させたと述べ、▽市民に開かれた市政の実現▽無駄を省き、市民生活充実のための施策の実施▽地域のよさを生かし、個性豊かで魅力あふれたまちづくり―の3つを提案しました。 
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 【田中康夫氏の略歴】 神戸大学卒、大阪市立大大学院終了、大阪市立大学助手を経て、梅花女子大学教授、木津町の都市計画審議会会長などを歴任。現在は、らぼ アート・くらし・まち 代表。