「炊き出しで命拾いしてるんや」 ホームレス支援の寄り添いネット
「ここのおかげでみんな命拾いしてるんや」─日本バプテスト京都教会信者と地域住民とでつくるホームレス支援機構「京都寄り添いネット」(代表=大谷心基牧師)は5日、同教会内で炊き出しと衣服の支給を行いました。
炊き出しは教会信者らによって01年4月から毎月第1月曜日に取り組まれているもので、02年4月には地域住民も加わった同ネットによって続けられています。
今回は、ホームレスの人たち約90人が参加。大皿いっぱいに盛られたカレーライスを味わいました。コート、セーターなど200着準備された衣類から必要なものを選んでいました。
長年利用している50代の男性は「冬になると凍死したり、栄養失調で死んでいく仲間がいる。月に1度でも食事と衣服をもらえるここの企画は本当に助かる。仲間と会えるのも楽しみ」と語っています。
同ネットでは、同教会のほか、京都市役所前でも第3金曜日午後10時から炊き出しを行っています。