新日本婦人の会京都府本部（末松弘子会長）は２月27日、京都市教育委員会に、文科省が４月24日に実施する「全国一斉学力テスト」に参加しないよう申し入れました。
　「全国一斉学力テスト」は、全国の小学６年生と中学３年生を対象に教科（国語と算数・数学）と児童生徒に関する調査を行うもの。「学校名、男女、組、出席番号、名前（漢字とフリガナ）」を記入させ解答・回答用紙は、小学校はベネッセ、中学校はＮＴＴデータが採点、集計します。
　申し入れでは、すでに独自の「学力テスト」を実施して結果を公表している自治体で、「成績が悪いと『おまえの学校はバカ』と言われる」などと、子どもの心を傷つけている例を紹介。「全国一斉学力テスト」が学校間の順位を決める目的で行われ、名前など個人情報が企業に流出するなどの問題点を指摘し、愛知県犬山市のように不参加を決定している自治体もでていることを示して、参加しない方向で検討するよう求めました。
　対応した、市教委総務課の担当者は、学校ごとの結果の公表については行わないとしたものの、同「テスト」には参加し、個人名も書かせるとこたえました。

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