「改憲を阻止し、平和憲法を生かす」と誓う 第78回山宣墓前祭
治安維持法に反対し右翼の凶刃に倒れた戦前の代議士・山本宣治の命日の5日、宇治市宇治の善法寺墓地で「第78回山宣墓前祭」(同実行委員会主催)が取り組まれ、雨の中、市民ら約170人が平和の誓いを新たにしました。
小松直人実行委員長の献花とあいさつのあと、岡本康・治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟府本部会長、穀田全・民青同盟府委員会委員長、成宮まり子日本産党京都国政委員長、池内光宏・新社会党府本部書記長がそれぞれ弔辞を読みました。成宮氏は、「共産党を守護するものは、被抑圧階級である」などとする〝山宣〟の言葉を引きながら「格差と貧困が国民に襲いかかっているなか、人々の命綱としてさらに奮闘する」などと、いっせい地方選・参院選挙で躍進・勝利する決意をのべました。
参加者は「反動勢力の改憲を阻止し、平和憲法を生かし日本と世界の平和と民主主義の前進のために全力をあげる」などとする「誓いのことば」を確認しました。
山本家を代表して山本勇治氏があいさつしました。
墓前祭後、花やしき浮舟園で、「山本宣治を偲ぶ茶話会」が開かれました。中尾誠弁護士が「許すな!改憲手続法ーその危険な内容」をテーマにミニ講演をしました。