「払えないなら保険証取り上げやむをえない」 自民・公明・民主
6日行われた、京都市議会厚生常任委員会で、国保料の引き下げや保険証取り上げの中止を求める請願の審査が行われ、自民、公明、民主・都みらいの反対で不採択となりました。日本共産党は、「値上げで大変な実態を反映した請願」として採択を主張しました。
「医療と国保をよくする京都府・市民の会」の請願で、▽国保料の引き下げ▽滞納者から保険証を取り上げない▽保険料、医療費の減免制度の拡充▽国庫負担、府補助金の増額を国、府に求める―の4点。
請願審査で、日本共産党の妹尾直樹議員は、「相次ぐ値上げで国保世帯の大変な状況は共通の理解となっている。実態を反映した正確な請願」とのべ、採択を主張。一方、自民党の富きくお議員は、「既に一般会計から繰り入れしており、(引き下げは)国保会計を悪化させる」「国保は相互扶助。払えない方については(保険証取り上げは)やむを得ない」などとのべ、公明党の大道義知議員は「多額の累積赤字があり引き下げは困難」、民主・都みらいの小林昭朗議員は「現時点では採択できない」とそれぞれのべ、それぞれ不採択を主張しました。