佐高信氏「軍隊は市民を守らない。存在自体が危険」
「九条の会アピールを支持する京都医療人の会」(木村敏之世話人代表・京都府保険医協会理事長)は12日、京都市中京区で、総会・講演会を開き、260人が参加しました。
評論家の佐高信氏が「なぜ、憲法を変えたがるのか~戦争で平和はつくれない」と題して講演し、国の安全のために軍隊が必要だとする改憲論にたいし、「軍隊は市民を守るものではない。まして異国の軍隊が守るわけがない」と強調。沖縄戦で日本軍が市民を殺した歴史や1977年に横浜市で、米軍機の墜落によって市民が犠牲になった事件などを示し、「軍隊はある方が危険。具体的な話で憲法のあり方を示すことが必要だ」とのべました。憲法を守る運動では、保守層との共同をどれだけつくっていくかが焦点になると話しました。
同「会」から、現憲法を守るため、▽同「会」への入会のよびかけ▽地元国会議員に意見を伝えよう―など5つの行動が提起されました。