ごみ有料化による13億円、何に使った? 共産・冨樫議員が追及
4月の京都市議選で左京区から初当選した日本共産党の冨樫豊議員が21日、初質問に立ち、家庭ごみ有料化の問題などを取り上げました。
冨樫氏は、厚生委員会で給与所得の減少や相次ぐ負担増の中で家庭有料化を実施したことについて、「家庭を経済的に締め上げることでごみを減らすという考え方が乱暴」と指摘。
その上で、有料化によって市の収入となる13億円の使い道について、有料化前の意見交換会などで「ごみ減量と分別リサイクルの推進に使う」と説明しながら、今年度予算ではその内約10億円分が環境局の既存事業にあてられ、新規事業分は3億円分しかないことをあげ、「高いごみ袋代金が従来の予算にあてられ、市民からは『一種の偽装工作』『意見交換会での説明はなんだったのか』との批判が出ている」と追及しました。質問後、冨樫氏は、「有料化による収入を含めて税金の使い方を徹底的にチェックしていきたい」と話しました。
同じく初当選した西村善美京都市議(右京区選出)は22日に交通水道委員会で初質問。28日には本会議一般質問を行います。