「老老介護」解決へ基盤整備を 共産・西村京都市議
4月の京都市議選で初当選した日本共産党の西村善美議員(右京区選出)が28日の5月定例会で本会議初質問に立ち、「老老介護」問題や市立京北病院の医師・看護師の確保などを取り上げました。
西村議員は、特別養護老人ホームに入所できず、83歳の妻が81歳の要介護3の夫を在宅介護する事例を紹介し、「介護疲れで体重が15㌔も減り、2月に亡くなられたご主人は、『早く施設に入りたい。妻に負担をかけずにすむ』とおっしゃられていた。実態に応じた基盤整備を行うべき」と訴えました。
京北病院については、医師・看護師不足により、「拠点病院としての役割を果たせるか岐路に立つ事態」と指摘し、同地域の住民の命と健康を守るために最大限の医師確保を行うべきと求めました。
また、地下鉄東西線延伸による新駅「太秦天神川」をめぐり、南北方向への市バス路線再編や公共施設を結ぶコミュニティバスの運行などを提起し、桝本市長は「南北方向への路線を検討している。来年1月の開通と一体的にダイヤ改正する」と答えました。
質問後、西村議員は、「選挙中に寄せられた相談、見聞きしたことをぶつけることができました。公約実現へ第1歩を踏み出せたものもあり、引き続き要求実現へ頑張りたい」と話しました。