任期満了に伴い19日告示、24日投開票で行われる相楽郡南山城村長選で、日本共産党も参加する「新しい村政をつくる会」(高瀬光男代表代行)は16日、記者会見を行い、日本共産党のしばがき紀行氏(37)=前同村議、15日辞職=を、無所属の村長候補に擁立すると発表しました。
 現職の橋本洋一村長が5月24日、健康上の理由で再出馬しないことを表明。これを受け、橋本村政を批判し、「村政の転換」を主張する2氏が立候補表明をしています。
 記者会見で高瀬氏は「橋本村政の成果を引き継ぎ、発展させる最適の候補者」と紹介しました。
 しばがき氏は、他の2人では橋本村政を継承できないとし、「清潔な村政を継承し、発展させたい」と表明。主な公約として▽子どもの医療費無料制度を村独自施策でさらに拡充するなど、子育て支援の充実▽福祉施策の充実で、安心して住みつづけられる村づくり▽不法投棄や乱開発を許さず、自然環境を守る▽橋本村政の努力をいかし、村財政の再建を目指すーーなどを明らかにしました。
 同席した橋本村長は、「清潔で、誠実な、しばがきさんが私の後継として決意してくれました。全力で応援します」と述べました。
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 しばがき氏の経歴 1970年生まれ。木津高校、日本福祉大学卒業。京都民医連中央病院勤務を経て、現在小中学生の塾経営。99年村議補選で初当選し、村議3期。監査委員など歴任。