介護保険料不服審査、852件を棄却・却下
昨年7、8月に府介護保険審査会へ保険料が高いとして「不服審査請求」を起していた852人に対して、同審査会が棄却846件、却下6件という裁定を下したことに対し、「京都・介護保険料不服審査請求にとりくむ会」(中谷隆亮代表世話人)は19日、「不当なものである」と抗議声明を発表しました。
声明では、「『介護保険料を引き下げてほしい』と訴える多くの高齢者の声に応えない、全くもって不当なもの」と批判し、「不服審査請求運動の広がりや影響に確信を持ち、引き続き『高い介護保険料』の改善と介護サービスの充実を求めて奮闘する」と表明しています。
同「会」として、03年に続いて2度目の不服審査の取り組みで、請求者を2倍に増やし、陳述会場を府庁だけではなく、福知山市と舞鶴市でも実現させました。また、宮津市では保険料の減免制度が拡充され、41人が適用され、福知山市では市長が次期保険料見直し時に段階の細分化を約束などの成果をかちとりました。