任期満了にともなう南山城村長選挙が19日告示され、日本共産党も加わる「新しい村政をつくる会」のしばがき紀行氏(37)=前村議=と元村議の久保憲司氏(53)、前村会議長の手仲圓容氏(68)の無所属の3人が立候補。24日投票に向け、激しいたたかいとなっています。
 清潔・公正な橋本洋一村政を継続・発展させるのか、4年前の金権汚職が横行する村政に逆戻りさせるのかが争点です。 4年前の選挙では、前村長の公選法違反、幹部職員の汚職が相次ぐなかで、清潔な村政を願う住民の期待を受けた橋本村政が誕生。橋本村長は清潔で利権とは無縁の村政運営を推進。国の地方交付税や補助金カットなど厳しい財政状況のなかで、村民の暮らしを支えるインフラ整備や村おこし事業に取り組みました。 しばがき候補は、19日の第一声で、「橋本村政を引継ぎ、清潔で公正な利権とは一切無縁の村政を実現します。子どもからお年寄りまで笑顔と誇りを持って住み続けられる村づくりに、全力でがんばりたい」と訴え。公約として、△子どもの医療費の無料化拡大、子育て支援の充実△自然と住環境を守り、村おこしの推進△平和と憲法9条を守る―などを掲げ、「希望ある村づくりに若い力で挑戦します。皆さんの力で村長にしてください」と呼びかけました。
 応援演説に立った橋本洋一村長は、「しばがき候補は、私の政治姿勢を引き継いでくれる最もふさわしい候補。しばがき村長誕生に全力をつくしたい」と呼びかけました。
 柴垣氏の略歴は次の通り。
 1970年、南山城村生まれ。木津高、日本福祉大学卒業後、京都民中央病院勤務を経て、同村へ帰郷。現在小中学生向けの塾を経営。99年村議補選で初当選し、村議3期目(15日辞職)。監査委員など歴任。