高学費問題解決へ力あわせよう 京都学生集会
大学の高学費問題の解決に力をあわせようと12日、「京都学生集会」(京都府学生自治会連合主催)が立命館大学以学館ホールで行われ、京都市内6大学、56人が参加しました。高額費の問題を社会に広め一緒に解決していこうと呼びかけるアピールを確認しました。
立命大教職員組合書記長の小堀眞裕教授が「日本の学費はなぜ高いのか」と題して講演し、高学費が憲法26条のひとしく教育を受ける権利を侵害していることを指摘し、国が「小さな政府」の路線の中で私立大学への助成金の削減を進め、高額費の原因を作っていることを批判しました。
西山頌秀府学連委員長が、国会要請行動での各党の対応や、府学連が参院京都選挙区4候補に出した学費問題についての公開アンケート結果について報告。西田昌司候補(自民党)が回答しなかったことなどを明らかにし、選挙で投票の参考にしてほしいと呼びかけました。
参加者からは、「4年間で奨学金を380万円借りている。20年かけて480万円を返済しなければならない。お金が無いと学べ無いなんておかしい」(京都外大4年、女子)、「国会要請で、学費の現状を知らない政治家に失望した。選挙に行ってまともな議員を選ぼう」(立命大1年、男)などの発言が出されました。
参加者らは、「京都学生集会アピール~これ以上の高学費を許さない~」を採択し、○学費値下げに取り組む個人加盟ネットワーク「学費ゼロネット」への参加を拡げる○学費値下げ署名に取り組む―ことなどを確認しあいました。