JR京都駅前(京都市下京区)で24日から27日まで行われた「防災フェア2007 in 京都」で、自衛隊が新潟中越地震の復興支援活動の紹介に装甲車を展示し、市民から疑問の声が挙がっています。
 装甲車は自衛隊桂駐屯地から走行してきたもので、部隊に指揮を出す指揮通信車と呼ばれるもの。装甲車の横には迷彩服姿の自衛隊員が立っており、異様な光景です。
 また「自衛隊のみなさんへ ご飯をつくってくれたり水をくれたりしてくださってありがとうございました。将来は皆さんみたいな自衛隊員になりたい」という新潟中越地震で被災した小学生からの手紙なども展示されており、自衛隊のイメージアップを図っていました。
 たまたま通りがかり、自衛隊員から話を聴いていた大学院生は「戦車かと思った。こんなところで自衛隊がPR活動をしているなんておかしいと思う」と話しました。(山手四郎)