共産党・こくた国対委員長、「国民の手で政治が動いている」
臨時国会での本格論戦が始まる中、日本共産党国会報告会(党府委員会主催)が12日夜、京都市中京区で行われ、こくた恵二衆院議員・国会対策委員長が、激動の国会・国政の情勢について報告しました。
70人の参加者に、こくた氏は参院選結果を受けて、国会運営に当たって自民党国対が日本共産党控え室に日参するなどマスメディアも驚く変化が起きていることを紹介。“低姿勢”といわれる福田内閣だが、「アメリカや財界・大企業いいなりという自民党政治の異常の本質は変わらない」とのべました。
沖縄戦歴史教科書問題については、11万6000人が参加した沖縄県民大会が内閣に衝撃を与え、一定の対応をせざるを得なくなるなど国民の手で政治が動きつつある情勢を指摘した上で、「集団自決」の記述削除が文部科学省教科書調査官の提起(原議書)による行政・政治介入であったことを文科省資料をもとに説明し、「検定撤回と記述の回復こそが必要」と訴えました。
参加者からは、世論の反発を受けた障害者自立支援法や後期高齢者医療制度での与党側の見直し内容や野党共闘の展望などについて質問がありました。
目前に迫る京都市長選に向けて山中渡京都市議団長が、市政問題について報告。原としふみ衆院京都2区、吉田こういち同4区の両候補がそれぞれ活動報告を行いました。