「中宇治９条の会」と京都府南部の青年らでつくる平和サークル「憲ぽっぽ」は９日、宇治市内で平和企画「９　平和のいっぽ　みんなでいっぽ」を開催しました。中国残留孤児の奥山イクコさん（74）が講演し、「憲ぽっぽ」のメンバーらが、靖国神社の見学報告と沖縄民舞「エイサー」を披露しました。
　山形出身の奥山さんは１９４２年に満州に入植し、90年に永住帰国。中国残留孤児国家賠償訴訟の京都原告団団長としてたたかってきました。
　奥山さんは、「戦争は、命を奪い、人を不幸にするものでどんなことがあっても戦争をしてはいけない。世界一すばらしい日本国憲法を皆さんと一緒に守っていきたい」と訴えました。
　「憲ぽっぽ」のメンバーらは11月に靖国神社の「遊就館」と千鳥ガ淵の戦傷病者資料館「けいしょう館」を見学した感想について、「先の戦争は良かったとする遊就館の戦争観は怖いと感じた。戦争がない世界にするため、活動していきたい」（20代女性・保育士）などと述べました。

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