宇治署の傷害事件放置の究明・再発防止を 共産・原田府議
宇治市で05年6月に起きた傷害事件をめぐり、府警宇治署が発生間もなく容疑者を特定しながら、約2年半も事実上放置していたことが明らかになりました。日本共産党の原田完府議は9日、府警本部から聞き取りを行い、原因究明と再発防止を求めました。
事件は、暴力団組員らが同市のカラオケ店で口論になった女性(当時32歳)に殴る、けるの暴行を加え、あごの骨を折る2カ月の重傷を負わせたというもの。
女性は宇治署に被害届を出しましたが、同署は同月下旬には容疑者を特定しておきながら、他の事件の捜査に追われていたことを口実に、逮捕せずに放置。その間に、主犯格の男が交通事故で死亡していたことが問題になっています。