緻密な装飾と高度な技術 11日まで、金属工芸展
京都の伝統的工芸品の1つ、金属工芸を展示する展覧会が、京都市中京区の京都文化博物館6階第1展示室で開かれています。 主催は、京都金属工芸協同組合と同青年会。
金属工芸は、鋳金、鍛金、彫金、錺金、象嵌、七宝の5つの技法に分けられ、仏像、梵鐘、茶釜、花器、食器、装身具、家具、装飾品、文房具など実に様々な製品が作られています。
京都での歴史は古く、平安時代の仏像製作にはじまり、江戸時代から現在まで、造形の美しさや緻密な装飾と高度な技術を持ち、世界で高い評価を受けています。
展覧会では、唐草模様を手作業で削りあげた豪華な宝冠や、糸鋸で細かな松竹梅の図柄を彫った神社仏閣の荘厳品、磨きこまれた鉄の美しさを感じさせる茶釜、この他建築金具など様々な伝統工芸品とともに、洋室でも使えるインテリア用品や食器も合わせて、60点が展示されています。 11日まで。午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)。入場無料。問い合わせ先は、TEL075・761・3460。(詳細は「週刊しんぶん京都民報」2月10日付)