京都市長選の結果について 日本共産党京都府委員会渡辺和俊委員長の談話
あと一歩およばず、中村和雄候補の惜敗、非常に残念です。中村和雄さんは、最高の候補者でした。
論戦では、国保料の引き下げなど生活第一の市政、犯罪・不祥事の一掃や同和特別あつかいの完全終結、そして、高速道路問題や教育問題など、私たちが押し出してきた中心争点が話題になり大きな手ごたえが生まれました。市民の力があと一歩のところまで追いつめました。
また、「弁護士の会」、「宗教人の会」、「医師の会」をはじめ、これまでにない共同が広がりました。これまで政治や選挙に関わってこなかった人々、あるいは保守の立場に身を置いてきた人々からも、「構造改革」によってもたらされた暮らしと地域破壊のひどさ、京都にふさわしくない不祥事にあきれ、「今度は中村さん」と公然と声があがりました。
選挙結果からも明らかなように、「相乗り・オール与党」陣営と市民の矛盾は深まり、自民党は「構造改革」路線で自らの支持基盤を大きく崩していることがいっそうハッキリ示されました。市民の暮らしの要求は切実です。市政刷新の願いも市民の多数派です。
引き続き、市民の要求と中村候補が掲げた「マニフェスト」の実現へ市民のみなさんと力を合わせて日本共産党の役割を果たす決意です。