京都総評議長、京都市政を刷新する労働者の会代表の岩橋祐治氏は18日、京都市長選挙の結果について以下のような談話を発表しました。
1 2008年2月17日投開票された京都市長選挙は、京都総評も参加する「いま正義を!京都市政を刷新する会」の中村和雄さん(53歳、無所属新人、弁護士)が157,521票(得票率37.0%)を獲得しましたが、当選した門川大作さん(57歳、無所属新人、前京都市教育長)に951票(得票率の差0.2%!)及ばず惜敗するという結果となりました。今度こそ「善戦・健闘ではなく勝利を!」と大奮闘してきただけに、極めて残念です。
2 今回の京都市長選挙はときおり雪が吹きすさぶ大変寒い中での選挙戦となりましたが、連日奮闘された組合員のみなさんに心からの敬意と感謝の意を表します。また、京都府下全域、近畿、全国から寄せられたご支援と激励に対してもお礼を申し上げます。敗れたとはいえ、中村和雄さんが掲げたマニフェストは京都市民と京都にはたらく労働者の中で大きな支持と共感を呼びました。そのことが、それぞれの候補者を推薦した政党の支持基盤を大きく乗り越える結果につながったと思います。
3 今回の京都市長選挙で掲げた「京都市政の刷新・転換」、「京都市職員の不祥事の根絶、歪んだ同和行政の終結」、「国保料の引き下げ、国保証の取り上げ中止」、「1000円最低時給実現、公契約条例の制定」、「教育条件格差の是正」、「ムダな公共事業・京都市内高速道路の中止・撤回」などの切実な実現を目指して、引き続き運動を進めていくものです。そして、「自公」でも、「大連立」でも、「2大政党」でもない、”憲法がくらしに生かされる新しい政治の流れ”を作り出していくために奮闘していく決意です。