下京における戦争中の暮らしを展示
戦争のない平和な社会にむけて、戦時中のくらしを次代につなごうと、京都市下京区の森野修一さん宅で「戦争と銃後のくらし展・しもぎょう」が21日午後1時まで開かれています。
年金者組合下京支部の組合員を中心にした実行委員会が、下京区醒泉学区での建物強制疎開の跡を再現した地図、衣料品、生活道具など、当時のくらしがわかる物品を展示しています。展示品の多くが地域の住民から提供されたもので、23人から100点を超える提供品が寄せられました。
建物強制疎開の再現地図を作った太田さんの娘の大橋勝子さん(71)は、「父の記録を見てもらう機会ができ、亡き父も喜んでいると思う」と語っていました。実行委員の古澤房子さんは、「戦争を風化させまいと願う地域の方々の思いが寄せられた催しになりまし。今後も継承していきたい」と話しています。