天龍寺の枝垂桜
庭園(百花苑)からの枝垂桜
天龍寺の枝垂桜
門前に咲く桜
天龍寺の枝垂桜
多宝殿からの枝垂桜
天龍寺の枝垂桜
雨の中の桜見物

 天龍寺の庭園内のしだれ桜。30日はまだ3分~5分咲きほどで、見頃はもう少し先のようです。後醍醐天皇の木像が安置された多宝殿のまわりにはたくさんのしだれ桜があり、訪れた観光客は庭園や多宝殿から桜を眺めていました。

桜スポットDATA

  • 住所:京都市右京区嵯峨芒ノ馬場町68
  • 交通:JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅、徒歩10分。市バス嵐山天龍寺前下車すぐ、嵐電嵐山駅徒歩1分
  • 開花状況:五分咲き
  • 京都人的メモ:天龍寺は1339年、足利尊氏によって創建。京都五山第一位の寺格として栄え、現在は観光名所になっている渡月橋や亀山公園なども天龍寺の境内地だったそう。創建以来8回もの火災に見舞われたが、夢窓国師による庭園は国の史跡・特別名勝第一号に指定され、1994年には世界文化遺産に登録された。
    京都には天井に龍が描かれたお寺やお堂が数多くある中、天龍寺の法堂の天井画はつとに有名。開祖・夢窓国師650年遠諱(おんき)にあたる2000年、総工費3億円をかけて耐震工事を施し、龍の天井画が一新された。以前の天井画(明治期に活躍した日本画家・鈴木松年画伯による『雲龍図』)は、和紙に描いて天井に貼られていたため、損傷が激しく修復不可能という事で、新たに京都市出身の日本画家・加山又造画伯(東京芸術大学名誉教授)に依頼し、3カ月がかりで描かれた。法堂を一巡しどこから見上げてもこちらを見ているようなので、「八方睨みの龍」と呼ばれる。