円山公園の枝垂桜(続)
京都でも有数の人気花見スポット、円山公園。平日の昼(2日、正午ごろ)でもたくさんの人でごった返しています。公園のシンボル的存在である、樹齢約80年の祇園枝垂桜はほぼ満開。花のつき方は少し衰えが見え始めていますが、「まあ、きれい」と訪れた人たちから歓声があがり、写真を撮る人が絶えません。計800本もの桜は見ごろを迎え、園内は花見客で埋まっていました。週末はさらに人が増えそうです。(2日撮影)
桜スポットDATA
- 住所:京都市東山区円山町473
- 交通:JR京都駅より、 市バス206号で「祇園」下車
- 開花状況:八分~満開
- 京都人的メモ:京都随一の花見スポットとして有名な円山公園。なかでも、名物の「祇園枝垂桜」の周囲は常に人でにぎわっている。近年、老齢と環境の悪化により樹勢の衰えが目立つ祇園枝垂の幹には、虫除けのための消石灰が塗られ、「おしろい」のよう。また、見晴らしの良い梢は、カラスの格好の休憩所らしく(1枚目、2枚目写真、梢天辺にカラスの姿が)、カラスのフン害も深刻な様子。飲食街の残飯のほか、花見客の残した弁当ガラを狙ってくるカラスも多い。花見宴会のマナーにもご注意を。
通称「祇園枝垂」と呼ばれるこの樹の品種は、「一重白彼岸枝垂桜」。不稔性のソメイヨシノと違い、結実して子孫を残す。前回のメモで書いたとおり、三代目は現在育成中。これからも末永く祇園の名物でいてほしいもの。