後期高齢者医療、抗議宣伝 後期高齢者医療制度で、年金から保険料の天引きが始まった15日、府内各地で同制度の廃止を求める宣伝が行われました。
 左京社会保障推進協議会や日本共産党左京地区委員会は同日、左京区の百万遍交差点で同制度廃止の署名を呼びかける街頭宣伝を行いました。
 日本共産党の原としふみ衆院京都2区代表は、同制度が75歳以上の人を別の保険に移して保険料を年金から天引きする差別医療制度だと指摘し、「政府はこの制度の評判が悪いからと『長寿医療制度』に名前を変える始末です。名前でなく、制度そのものに国民が怒っています。この差別医療制度を廃止し、国民の命や暮らしのためにお金を使う政治に変えていきましょう」と訴えました。
 道行く人が次々と署名し、約100人分の署名が集まりました。約50人が宣伝に参加し、医療機関の労働者や、保険料が年金から天引きされた年金者組合員などがマイクを握って訴えました。
 宣伝には日本共産党の加藤あい、樋口英明、富樫豊京都市議、光永敦彦府議らが参加しました。