京都市指定有形文化財の杉本家住宅(下京区綾小路新町西入)で端午の節句展が始まりました。薫風が吹きぬける京町家で、明治期の京商家に伝わる人形を展示しています。
座敷には、当時の商家で流行した烏帽子を被った皇子や6代の天皇に仕えたという長寿の武内宿彌らが飾られ、気品ある顔立ちで静かな表情が印象的です。
また、八畳の間には、当代夫人の生家である斉藤家(伏見区)から寄贈された源頼朝、加藤清正ら甲冑姿の大将人形が並べられ、好対照となっています。維持保存協力金1500円(高校生以下800円)。29日までの午後1時から5時。問い合わせ先は(財)奈良屋杉本家保存会TEL075・344・5724。