梅宮大社のカシワバアジサイ 梅宮大社(京都市右京区)は神社の名前にもなっているほど美しい梅が咲くことでで有名ですが、初夏の今はアジサイやハナショウブが広い神苑に咲き誇っています。
 宮司の橋本以裕(はしもと もちひろ)さんは「約6000株のハナショウブは見頃を少しすぎましたが、アジサイは今が見ごろ。大きなテマリアジサイやガクアジサイなど約100種1100株ほどが咲いています。ここはヤマアジサイがたくさん咲いていますが、純白のカシワバアジサイなどもいいですね。スミダノハナビもありますよ」と話されます。
 白や紫のハナショウブが神苑の池に群生し、畔には見事なアジサイが冴えています。
 遠く大分県や三重県から訪れた人たちは「京都はいいですね。観光ルートから少しはずれてホッとします。広くて静かな園庭もすてき。こんなきれいなアジサイを見られるなんて幸せです」と感想を述べていました。
 宮司さんのお話によると、アジサイは遅咲きの品種もあり、6月下旬までが見ごろだそうです。(仲野良典)
「紫陽花の八重咲く如く弥つ代にを いませわが背子みつつ偲ばむ」(橘 諸兄)