「理解・関心高まるが生きる困難さも増している」 認知症の人と家族の会
認知症の人と家族の会(髙見国生代表理事)は14日、京都社会福祉会館(京都市上京区)で、2008年度の総会を開き、08年度の活動方針として○人間の尊厳が守られ基本的人権を保障された生活をおくることができる社会めざし、家族同士の励まし合いや助け合いを大切に、本人が主人公となる取り組みをすすめる○後期高齢者医療制度の実態把握と会としての検討○公益社団法人への移行や活動のありかたの検討、などを確認しました。
髙見代表理事はあいさつで、2007年11月1日の厚生労働大臣への申し入れや1296自治体、88議会、1785の関係団体(3月末段階)に「提言・私たちが期待する介護保険」を訪問、郵送した経験などを紹介。「認知症への関心が高まり理解もすすんでいるが、認知症の人とその家族が生きることの困難さが増している一面がある」と話しました。また、介護、医療、保険などの諸制度が「認知症の方やその家族の経済的不安を与えている」と訴えました。