長寿を喜ばない国に未来はない!
年金者組合伏見支部の総会が20日京エコロジーセンターで開かれ、50人が参加しました。
開会挨拶で岡田龍三支部長は後期高齢者医療制度について差別的でひどい制度であると批判し、「終末医療の誓約書を書かせた病院には診療報酬を出すなど、高齢者を死に追いやる制度だというのは決して大げさな表現ではありません!」と述べ、廃止は当然であると強調しました。
京都府本部の中山善行さんは「この6月に4257人が仲間になり京都の高齢者比の1%の組織化を達成(埼玉県につづいて全国で2番目)したことを、お互いの確信と(全国への)励みとしたい。伏見支部の取り組みは、生き生きした支部活動やサークル活動の楽しい写真や会員さんの声などが満載され、支部総会議案書のように活発な取り組みをされています」と激励の挨拶。
渡辺和弥事務局長から、昨年度の報告と新年度の方針が提起されました。特に「高齢者の人としての尊厳を踏みつけ、健康と生命を脅かす高齢者医療制度にホントに腹が立つ悪政であり、この悪政を転換させるためにも、そしてひとりぼっちの高齢者をなくして、多くの人たちと手を携えるためにも、新しい仲間を増やすことが重要と訴えました。
討論では「支部の新聞はとても多彩でおもしろく、いつも楽しんで読んでいる」という意見や、支部活動のあり方などの積極的な意見や要望などもだされました。年金者組合員でもある赤阪仁市会議員も門川京都市の貧困な福祉行政や課題などの発言もありました。最後に後期高齢者医療制度は見直し、手直しでなく廃止・撤回、「自衛隊イラク派兵は憲法違反であり、9条を守り平和を願うなどの特別決議が満場一致で採択され、いつも笑顔で健康で楽しく仲間つくりを誓い合いました。
第2部では参加者全員で楽しく歓談しながらの昼食会とお楽しみ会。今年の余興は京都大学落語研究会のお二人を招待してお笑い落語三題。元気いっぱいの若者が特設高座で演じる落語に聞き入って楽しいお笑いのひとときになりました。(仲野良典)