立命館大学の転籍問題 「学生軽視・経営至上主義の表れ」
昨年開設された立命館大学映像学部で初の学生大会が26日衣笠キャンパス研心館(京都市北区)で開かれ、学生総数の3分の1にあたる119人の参加で成立しました。特別転籍問題についての特別決議が満場一致で採択されました。
特別決議は、転籍問題を「学生の利益よりも補助金獲得などを優先する『経営至上主義』の立場に理事会が陥っていることを端的に物語るもの」として、責任の所在の明確化や社会的合意をかちとるにふさわしいレベルでの責任の明確化などを求めています。
議案書討論でも、「転籍問題で一番指摘しなければいけないことは、学生軽視があったこと。あまりにも学生の声を無視した大学運営が続いている。学生よりも経営を優先するような人たちには退陣していただきたい」との意見が出ました。
また、「自転車通学をしている学生にとって駐輪場の増設は切実」「必修授業の開講時間が不便な時間になっている。できるだけ受けやすい2限目や3限目にしてほしい」など施設や教学に関する要求も出されました。(川園二夫)