森原氏「アメリカから自立した日本が必要だ」
民青同盟府委員会と日本共産党府委員会は28日、機関紙会館(京都市上京区)で「第2回現代政治学講座」を開き、日本共産党の森原公敏国際局次長が「世界の窓から見た日本」をテーマに講演しました。
森原氏はアメリカのイラク戦争が破綻したことやラテンアメリカ、東南アジアで地域共同体が進んでいることを紹介し、「アメリカの軍事力だけで世界を左右することはできなくなった。軍事力を使わず、お互いに問題を解決しようという国が増えている」と語りました。またアメリカ言いなりの日本政府について「世界のさまざまな国が独自の方向を考えているのに日本はいまだに日米同盟が機軸だという。アメリカから自立した日本が必要だ」と強調しました。
龍谷大学の学生は「アメリカが中心となって世界を動かしてきたのが崩れてきたと、よくわかった」と感想を話しました。(山手四郎)