任期満了に伴い8月19日告示、同24日投票で行われる久御山町長選で、日本共産党も加わる「新しい久御山民主町政をつくる会(「民主町政の会」)」(袖岡勝代表)は6月30日、同「会」事務局長の、たけだ万徳氏(56)を擁立することを発表しました。
 記者会見で袖岡代表は、同「会」が行った住民アンケートでは、回答者の7割以上が生活費、医療費、家族介護などの暮らしの「悩み」をかかえていることを紹介。町民の多くが水道料金、国保税、介護保険料、保育料などが高いと実感しているとのべました。
 現町政が国保税を3年連続で値上げする一方、不要不急の新市街地開発事業(「まちの駅」、総額14億7000万円)を進めていることを批判。基本政策として、▽「まちの駅」の凍結・見直し▽国保料の大幅引き下げ▽国に後期高齢者医療制度の廃止を求めると共に、高齢者福祉を充実させる―などを明らかにし、「『住民が主役』のたけだ町政を実現させたい」と述べました。
 たけだ氏は、「後期高齢者医療制度などの国の悪政に住民は怒っています。貧富と格差、不安定な雇用が広がるときに、町民の暮らしを守ることが自治体の仕事。福祉の町の実現にがんばりたい」と決意を語りました。 
 町長選には、現職の坂本信夫氏が3選をめざして出馬を表明しています。           ◇
 たけだ氏の略歴 1951年京都市生まれ。立命館大学2部経済学部中退。保育士などを経て1983年から久御山町議一期(日本共産党公認)を務める。1996、2000年の町長選に立候補。