西野瑠美子さん講演 第38回城陽母親大会が6月29日、城陽市の北部コミュニティセンターで開かれ、140人が参加しました。「女たちの戦争と平和資料館」館長・VAWW―NETジャパン共同代表の西野瑠美子さんが「愛と怒り 闘う勇気―NHK番組改ざん事件と歪められた記憶-」と題して講演。NHK番組改ざん裁判の原告であり、12日に最高裁判決が出たばかりです。
 西野さんが紹介したNHK職員の「バウネットを勝たせることも、NHKを負けさせることも目的ではない。真実を明らかにした上で司法の判断を仰ぐことが必要であると思った」「もしここで本当のことを言わなかったら一生、後悔して生きることになると思った。組織人としては正しくなかったかもしれないが、人間として正しく生きようと思った」という発言をきいて、会場は静かな感動に満たされました。このほか、「沈黙というのは戦争を許すことになる」などの輝く言葉を胸に刻まれた講演でした。
 大会では「21世紀こそ戦争のない平和な地球を子どもたちに手わたしていきましょう」というアピールを採択しました。(莊司蓉子)