「泊まり勤務で子どもに会えない」「時給を下げられる」 青年雇用アンケートより(7)
民青同盟と日本共産党の両京都府委員会が青年雇用問題の改善にむけて取り組んでいる「08年働き方改善に向けたアンケート調査」の中間報告から一部を紹介します。
グループホームの管理者の男性(31)
週に4~5日16:00~翌9:00までの泊まりの勤務。子どもになかなか会えないのがつらい。
非常勤・実験補助の女性(30代)
景気が悪いと時給が下がるが、景気がよくても上がらない。常勤と同じ仕事をしていても常勤と違いボーナスが出ない。有期雇用なので1年ごとに更新されるか不安。そして最長5年間なのでその後どうなるか不安。同一労働同一賃金にして。
販売業の男性(30)
労働意欲の低下が起こっているように見られる。長年務めている正社員よりパートのほうが意欲あるように感じることもあるし。人の不足で、十分な売り場ができていない。朝の荷受の分がサービス残業(早出)になっている。
郵政金融窓口の男性(20代)
人が足らん。10年も働いてるのに安いぞ! 細かな業務がよく変わるので、エキスパートになりづらいぞ! おかげでサツバツとしてる。同一労働同一賃金にして。
事務職の男性(20代)
組織がきっちりしてない。人とのコミュニケーションがとりづらい。低賃金のため、将来もし家庭を持ったりしたときに、生活がしっかりできるか不安。長年勤めている人でも同様に悩んでいる人が多い。格差があまりにひどいので、社会的弱者から金を取るような仕組みを変えてほしい。
大学教員の男性(20代)
仕事が多すぎる気がする。オープンキャンパスの対応とか。やりたくもないプロジェクトの仕事とか、担当科目もだんだん増えているみたいで、もっと仕事を減らしてほしい。仕事の性質上、どこまでが仕事なのかはっきりしない。
大学の最低限の仕事がそれほど多いわけではない気もするけど、本を読む時間とか、研究会に出る時間とか、現場訪問とか、した方がいい「仕事」は多く、それを含めると忙しい。
しかも、全体が勤務評価の対象になる。裁量労働制でもあるのでわけがわからない。仕事の性格上、ここまでで終わり、というのがないので、いつも大変。追われている感じがある。
介護職の男性(30代)
人が育たない。人が続かない。やる気が出ない。長く働く人が少なく、仕事が継続的におこなえていない。
化学系機器分析の仕事をする男性(30代)
マネジメントが悪く仕事の負担が片寄りがちである。本来創造的な業務内容であるにもかかわらず、職場がフラットランド化しており充実感のある仕事ができにくく、大きな成果も出ないという閉塞感が支配している。
ファーストフード店のアルバイト男性(20代)
自分はお金がなくていつもお腹すいてるのに余った商品が大量に捨てられるのが腹立つ。もったいない。