生存権裁判 「裁判所は原告の声に耳を傾けよ」。
 生活保護費の老齢加算、母子加算の廃止・削減の取り消しを求める京都の生存権裁判で、京都地裁第3民事部が原告らの本人尋問を却下した(6月24日)ことに抗議して8日朝、原告の松島松太郎さんはじめ「京都生存権裁判を支える会」、弁護団など約30人が京都地裁前で宣伝しました。
 この日の抗議宣伝では、「裁判所は、原告の生活実態に目を向け、切なる声に耳を傾けよ」と書いたプラカードを掲げて、出勤する同地裁職員らにビラを渡して訴えました。
 弁護団によると6月24日の口頭弁論で、中村隆次裁判長は原告らの尋問をすべて却下。弁護団の異議をさえぎり閉廷しました。