「府の基本水量決定を問うもの」 真鍋町長が提訴理由説明
大山崎町議会臨時会が11日開かれ、真鍋宗平町長は、07、08両年度の水道料金過払い分を府の不当利得として、その内の一部返還を求める提訴(6月25日)を行ったことについて、同町議会に説明しました。
提訴は、条例に基づかないまま町への過大な基本水量決定処分の取り消しを求めて行った行政訴訟(5月20日)に追加して行ったもの。両年度に府の決定通り支払った水道料金(7300㌧分)と町が求める水量(3407㌧分)に基づく料金との差額(約1億4000万円)の内、190万円の返還を求めています。
質疑の中で、真鍋町長は追加提訴について、「行政訴訟、民事訴訟(不当利得返還)の違いはあっても、いずれも府の基本水量決定の有効性を問うもの」と説明。行政訴訟に踏み切った理由についても、「水問題の解決は町長選挙で町民から委ねられた政策的課題」「あまりにも高い水道料金を何とか引き下げたい。この間、府と交渉を重ねてきたが残念ながら条例に基づく協議による解決はならなかった」とのべました。
向日、長岡京両市との経営健全化検討委員会に参加していないことについては、「参加したい旨は表明しているが、府が受水量申し込みの白紙撤回を条件としているため、参加できていない」とのべました。
また、無所属議員が「議会軽視」を理由に提案した問責決議が日本共産党以外の賛成で可決されました。