花傘巡行 祇園祭の「後の祭」である花傘巡行が24日、祇園石段下(京都市東山区)と京都市役所(京都市中京区)間を往復しました。
 子ども神輿や開智童心太鼓に先導され、花傘をかぶり緋袴や紫袴をはいた女性、芸舞妓など約840人が練り歩きました。
 四条通や河原町通の沿道には朝早くからマスコミやアマチュアカメラマン、巡行参加者の家族らがカメラを構えてズラリと並びました。
 花傘巡行の山車は簡素で山鉾の古い形態を再現したもの。17日の山鉾巡行は女人禁制ですが、花傘巡行は女性と子どもが主役です。 開智童心太鼓を叩いた平井夏香ちゃん(小6)、彩音ちゃん(小4)は、この日のために07年4月から毎月2回太鼓の練習をしてきました。母親の尚美さんは、「子どもたちは、当日に参加するだけでなく祇園祭について調べたりしているので、勉強になって良いと思いました」と語りました。