還幸祭祝う狂言奉納 八坂神社
茂山忠三郎社中は25日、京都市東山区の八坂神社内の舞殿で還幸祭(24日)で神さまが無事八坂神社へ還ってきたことを祝う「狂言奉納」を行いました。三世忠三郎氏の代から100年以上、毎年7月25日に行われているもの。
舞殿前には弟子やファン、外国人観光客など多くの人が集まり、越後と佐渡の百姓が佐渡に狐がいるかどうかで争う「佐渡狐」や大名と蚊の精が相撲をとる「蚊相撲」などの演目に見入りました。
3年前に立ち上げられた「若草こども狂言」(奈良県)に参加する子どもたちは、師事している四世忠三郎さんの長男良暢氏(25)らの舞台を見て勉強しようと集まりました。姉弟で狂言を習っている平野きひろちゃん(10)、貴裕くんは、「“蚊相撲”は面白かった。先生(良暢さん)の雰囲気がいつもと違う」(きひろちゃん)と話していました。