ツバメ3万羽「ねぐら入り」
3月から4月にかけて、南の国から約2000キロを旅してやって来たツバメたちが、6月下旬から8月にかけて宇治川や淀川河川敷をねぐらに集団生活します。
写真は近畿地方最大の約3万羽のツバメたちが向島西地帯に日没後帰還して「ねぐら入り」する直前に大空を乱舞するツバメたちです。
広大な葦が密集する河川敷での集団生活は、外敵からの守りと情報通信、旅立ちの集団行動訓練などでしょうか。9月から10月にかけて順次暖かい東南アジア諸国への長旅をしていきます。
向島西地帯のツバメのねぐらのちょうど中間に、阪神高速京都線巨椋大橋が建設されました。国交省はツバメたちのために橋脚の間隔を可能な限り広げ、橋上の夜間照明も特殊照明を設置しましたが、ツバメたちはどのように思っているでしょうか。(仲野良典)