ひなびた路線、活気ある路線など、様々な地方路線の旅行記を宇治市在住の村上義晃さんが、一冊の本にしました。名づけて『新・盲腸線紀行』(牧歌舎、240㌻、1900円+税)です。
シリーズ第3弾となる今回は、北海道JR留萌本線から鹿児島JR指宿枕崎線まで38路線を詳細な乗車データ、車両写真(カラー口絵)付で紹介します。
著者が地方路線の旅を始めたきっかけは、国鉄時代の京都の中舞鶴線への郷愁から。
不採算路線との理由で次々とレールが外され、町がさびれていく現状を憂い、人びとの足となってがんばっている線路、駅舎、車両やそこで働く人びとに温かい目線を送ります。