中宇治九条の会 「中宇治九条の会」は7日、宇治市の「ゆめりあうじ」で6回目となる憲法集会を開き、80人が参加しました。
 集会では、歌手のこじまみよこさんが美空ひばりの「一本の鉛筆」、シャンソンの「オーシャンゼリゼ」や「テネシーワルツ」を歌い、参加者も唱和、楽しく交流しました。
 浄土宗恵光寺住職の岸野亮淳さんは、日本が戦争で外国人を大勢殺し、日本人も空襲や原爆などで多くが殺された歴史に触れながら、9.11のテロ後、日本の仏教者がブッシュ大統領に報復しないよう手紙を送ったことを紹介しました。岸野氏は「お互いに恨み続ければ戦争になり犠牲者はさらに増える。私たちのいのちは先祖から代々引き継がれてきた大切なもの、受け継がれてきた自分と他人のいのちを大事にし、生きていて良かったと感じることができる世にしなければならない。そういう人の生き方を国の形として仕上げたのが憲法九条」と、宗教者の立場から憲法九条の大切さを説き、参加者の感動を呼びました。(櫻井昇)