総選挙で監視活動強化を 国民救援会府大会
日本国民救援会第47回京都府本部大会が20~21日、京都市東山区のホテルグラン京都清水で開かれ、57人が参加しました。
大平勲会長があいさつで国際人権規約の問題にふれ、「自由権に、個人が人権侵害を受けた場合国連に通告できる制度があるが、これを日本政府は批准していない。世界的に遅れた人権救済制度を早急に変えるとき、その運動を進める組織が強化されなければならない」とのべ、府本部の組織強化の重要性を強調しました。
大会では、7月の全国大会で中央本部会長を退任、顧問に就任した山田善二郎さんが「国民救援会の80年・その心を生かして」と題し講演。山田さんは、「私を育ててくれたのは京都。今は亡き児島とみさんや小林為太郎弁護士などで、鹿地事件という中国文学者がアメリカの謀略機関に占領下拉致・監禁された事件にかかわったことから」と話しはじめ、謀略・弾圧とたたかいを救援会に教えられながら進めてきたと自己の半生を振り返りながら語りました。
橋本宏一事務局長が活動報告と議案を提案。「まもなく解散総選挙。弾圧や妨害を許さない監視活動を積極的に進め、年末までに組織と財政活動の強化をはかり、言論弾圧事件やえん罪事件などの事件支援運動にもあと一回り強い救援会をめざす、そのためにも、支部・班の確立が急務で、大会後は京都市内の空白支部の結成へ動きたい」と述べました。
来賓として、京都総評議長の岩橋祐治さん、日本共産党府委員会の成宮まり子国政委員長が激励と連帯のあいさつをしました。
選出された役員は次の通り。会長=大平勲、副会長=大西勇、高橋進、土井重勝、馬場隆雄、渡辺馨、事務局長=橋本宏一(K・H)