年金者組合街頭宣伝 生存権保障をうたった日本国憲法第25条の25の数字にちなんで25日、年金者組合は府下各地いっせいに街頭宣伝にくりだしました。
 例祭の天神さんでにぎわう上京区の北野天満宮前の交差点の4つ角すべてで、同組合府本部役員や市内各支部から20人が参加して、行いました。
 参議院で可決された「後期高齢者医療制度廃止法案」を衆議院で審議し可決してほしいと訴える府本部委員長の今井康雄さんは、「私たちの運動と多くの国民の怒りとで桝添厚労大臣が抜本見直しいいだしましたが、すぐに自・公の政権党内部から批判が出ていっぺんに声が小さくなりました。また、抜本見直しの中身も示しておらずまったく一時のゴマカシではないでしょうか」と厳しく指摘し、75歳以上を差別的にあつかう制度そのものを廃止だと訴えました。
 参拝者が「署名させてもらいます」と駆け寄り、演説に聞き入る人の姿もありました。
 署名した、年輩の男性は、「医療など毎年数千億円減らしていく枠の中で、いろいろいじってもアカン。そこんところを見ないと、チョコチョコした小手先ではあかんですね」とのべ、また「北海道から京都観光でちょうど天神祭にきたのですが、北海道の住所でも署名してもいいでしょうか」といながら署名をする女性も。
 次々と弁士が立って元気いっぱいに訴え、撤回・廃止の幟やチラシ配布や年金者組合の組合旗をもっての署名行動には「頑張ってくださいね」、「お年寄りの方達ばっかりでよう頑張ったはる、ごくろうさん」などねぎらいや励まし声もたくさん寄せられた行動でした。(仲野良典)