「いのち大切に 9条守る 11.3憲法集会in京都」(憲法9条京都の会主催)が3日、円山音楽堂で開かれ、1000人を超える人が参加しました。
 「京都の会」代表世話人の鶴見俊輔さんのあいさつの後、憲法学者で「あいち9条の会」代表世話人の森英樹さんが講演に立ち、今日の改憲の動きや日米同盟、政府の姿勢などを、冗談を交えながら痛烈に批判しました。森氏は在日米軍への思いやり予算について「米兵の人件費以外はすべて思いやり予算でまかなわれている。思いやる先が間違っている」と批判。「軍福(軍事費削って福祉に回せ)の精神を今こそ復活させよう」と訴えました。
 その後、茂山千之丞さんとあきらさんが狂言「昆布売」を上演。千之丞さんはインタビューの中で「9条だけは何があっても守らなければならない。あと2、30年はがんばりたい」と語りました。
 また、「京都の会」事務局長の小笠原伸児弁護士が、京都市内だけではなく北部や南部との交流、来年5月2日の瀬戸内寂聴さんの講演の成功、「京都の会」1万人賛同者への協力を訴えました。
 集会後は、「憲法9条守れ」「戦争でテロはなくせない」などとシュプレヒコールをあげながら、市役所前までアピールウォークを行いました。