「舞鶴港全体の軍港化狙うもの」 共産党京都府議団
日本共産党府議団(新井進団長、11人)は5日、海上自衛隊舞鶴地方総監部が、港湾調査を目的として年度内に舞鶴西港への艦船入港を求めていることについて、「舞鶴港全体を軍港化するものであり、平和の港を願う府民世論に反する」として知事に入港を許可しないよう申し入れました。
申入書では、商業港として発展の障害になるとした上で、東港にミサイル防衛構想の実働部隊であるイージス艦が配置され、繰り返し米艦船が入港しているもと、西港を含む舞鶴港全体を日本海をにらむ米日最大の軍事拠点とする狙いがあると指摘。軍港を平和の港に転換することを定めた「軍転法」に反し、日本国民を米国に行う戦争に巻き込む危険なものであり許されないと批判しています。
梅木紀秀、前窪義由紀両副団長、光永敦彦幹事長が申し入れ、府側は大槻茂危機管理監が対応しました。
舞鶴港は、自衛隊専用岸壁などがある東港と、漁港や貨物用の商業区域がある西港に分かれ、商業区域に着岸する船舶は府港湾事務所に入港申請し、知事の許可が受けることが必要です。