新社会党京都府本部が宮本氏を支持 宇治市長選
11月30日告示、12月7日投票で行われる宇治市長選挙で、新社会党京都府本部(鳥居隆太郎委員長)が29日、「21宇治市民ネット」(労組、民主団体、日本共産党で構成)から立候補を予定する宮本しげお氏(62)=同会代表委員、日本共産党前市議=と覚書を交わし、同氏を支持することを表明しました。
同市長選をめぐっては19日、同市議会社会議員団(浅見健二団長、2人)が宮本氏支持を表明しています。
新社会党府本部と宮本しげお氏が交わした「市長選挙における新社会党と宮本予定候補の覚書」の全文は次の通り。
08年12月施行の宇治市長選挙に際し、新社会党京都府本部は、21宇治市民ネットの宮本繁夫予定候補を下記の事由をもって支持することを表明した。
これに対し、宮本予定候補は誠意をもって応えることを確認した。
記
1、憲法9条、25条を生かし、地方自治の本旨に従い、市民の平和と暮らしを守り、住み良い街づくりのため、積極的な施策を講ずる。特に経済不況の下で、市内中小零細企業や生活困窮者への積極的な支援策を講ずると共に、公契約条例の制定などで官製ワーキングプアーを無くす。
2、首長の多選による弊害をなくし、市民と行政の信頼関係を回復し、真の協力・共同の市政を実現する。特に、開浄水場の休止、宇治小学校の小中一貫校は、これを見直す。また太閤堤跡のまちづくりについては、過大投資にならないよう慎重に対処する。さらに宇治川改修での1500t放流、天ケ瀬ダム再開発は防災と景観を守る立場から反対する。
3、現状の行政組織・運営については、個々に点検・見直し、市民にとって親切で判りやすく、また効率的なものに改善・改革する。同時に、市長は一党一派に偏せず、常に住民本位、公正・公平の立場を堅持し、議会の声にも、真摯に対応する。
4、近隣市長とは、常に対等平等を念頭に、共に協力・協調し、京都府南部の発展に寄与する。市町村合併については、住民の自治・自立、地方の文化と伝統を守る立場から、慎重に対処する。
2008年11月29日
新社会党京都府本部委員長 鳥居隆太郎
宇治市長予定候補 宮本繁夫