献茶祭が1日、北野天満宮(京都市上京区)で行われ、お茶の関係者ら約100人が参加しました。午前10時から宮司による祝詞奏上の儀式の後、本殿で裏千家16代家元千宗室らが神前で茶道の発展を祈る「献茶式」を行いました。祭典には、着物姿の外国人も多く見られました。
北野天満宮権禰宜によると、今年の参拝者は例年以上で「若い方でお茶をされる人が年々増えています」と話していました。
献茶祭は豊臣秀吉が1587年(天正15)10月1日、同天満宮で催した「北野大茶之湯」が起源。在洛の4家元2宗匠(表千家、裏千家、武者小路千家、薮内、久田、堀内)が輪番で行っています。