消費税をなくす京都の会は14日、第17回総会を行い、13人が参加しました。
 学習会では、消費税をなくす全国の会常任世話人(東京の会事務局長)の川上充氏が、「福祉・年金のためでも、消費税増税はとんでもない」と題して、講演。消費税の問題点を紙芝居でわかりやすく説明され、「消費税増税とのたたかいは、新しい局面に入った。麻生総理の『3年後に増税を』の発言は、財界の『提言』を受けたもの。増税勢力のかまえは半端でない。我々も腰を据えた取り組みが必要である。貧困と格差拡大の元凶は消費税。財源は十分にある。総選挙の中でも消費税の宣伝活動は可能。暮らしの実感から増税論を告発すること、無駄遣いを事実に即して告発することが大切」と語りました。
 午後の総会では、今年6月の総会での意思統一を受けて、運動を進めてきたことや解散・総選挙がいつあってもおかしくない状況下で、政府・財界の消費税増税計画の息の根を止めるかどうかの、歴史的なたたかいが求められているとし「消費税法案を つくらせない 出させない」運動を会の構えを新たにして、総力をあげて消費税の引き上げを断固阻止するために「会」を大きくして、府下全域に草の根の会をつくっていくことが提案されました。
 討論では、「消費税は税の公平の原則に反している。昔の税務学校では、消費税は憲法違反の税金であると教えられた。」「地域の会同士、横のつながりを強めたい。隣の行政区の会にも活動を共にすることを呼びかけたい」などの意見がでました。
 総会として○来る総選挙で、消費税増税反対を争点に押し上げ、消費税に反対の議員・政党を大きくするために、運動を進めていくこと。○消費税がなくても財源は十分にあることを、わかりやすく語り、広めていくこと。○消費税ポスター「生活が泣いている」を、あらゆるところに張りめぐらし、増税反対の世論を高めること、を確認しました。(調子恵美子)