86%が景気悪化で倒産
帝国データバンク京都支店が13日まとめた08年の府内企業倒産概況によると、倒産件数は459件で、07年から6.3%増えました。倒産の主要因は、景気の悪化によるものが86.1%と07年から13.6%増えました。
府内では3年連続して400件以上の企業が倒産。小規模事業所の倒産が多く、昨年の負債総額は889億5300万円で、一昨年から18.4%減りました。
倒産した企業のうち個人経営が56.9パーセントを占め、業種別では建設業が30.1%を占めて、9年連続で最多でした。
また昨年12月の倒産は43件(前月比7.5%増)、負債総額は299億円(前月比281.5%増)でした。大型企業の倒産としては、建売業者の「山田木材」(亀岡市・資本金1000万円)や、金融業者の「レタスカード」(京都市・資本金21億3928万円)などがありました。
調査した帝国データバンクは、「先行きの景気浮揚の材料が乏しく、景況感のさらなる落ち込みが見られる中で、今年も府内の企業倒産の増加基調に大きな変化はないと見られる」としています。