なぜ汚染米が輸入されたのか 神山氏が批判
NPO法人コンシューマーズ京都と京都府生活協同組合連合会は4日、「食と農の未来をどうきりひらくか?」と題した講演会を京都市中京区のコープイン京都で開き、100人が参加しました。
内閣府事故米穀の不正規流通問題に関する有識者会議委員の神山美智子弁護士が、「汚染米はどうして私たちの口に入ったか」と題して講演。三笠フーズの汚染米事件を例にあげ、「政府は国内で減反しながらアメリカのコメを輸入している。安いといって業者は輸入米を買うが、検疫も不十分で安全が保障されていない。安全でないコメを学校給食で子供たちが口にすることはあってはならない」と批判しました。
鳥取県畜産農業協同組合の鎌谷一也代表理事組合長が国からの畜産業への助成拡充を訴えました。
参加者からは、「偽装や事故を起こした企業が何事もなく営業を続けているのはおかしい。罰則を強化すべき」などの意見が出されました。