山宣の遺志受けつぎ平和な社会つくろう 墓前祭に300人
戦前の労農党代議士で侵略戦争と治安維持法に反対し、右翼に暗殺された山本宣治(山宣)の「第80回山宣墓前祭」(同実行委員会)が、命日にあたる5日、宇治市善法寺の山本家墓前で行われ、全国から300人が参加しました。今年は生誕120年、没後80年にあたります。
小松直人実行委員長は「山本宣治の『労働者の雇用、人権を守れ』という訴えは、派遣切りなど今の情勢にも通じるもの。山宣の遺志を受けついで誰もが安心して暮らせる平和な社会をつくろう」とあいさつしました。
日本共産党京都府委員会の細野大海書記長は、「貧困と格差の中で多くの人が人間の尊厳を傷つけられています。山宣の命にたいする愛情や人間的な連帯を土台にしながら命を踏みにじるものは許さないといったあゆみを振り返り、総選挙で日本共産党を躍進させよう」とのべました。
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟京都府本部の岡本康会長、民青同盟京都府委員会の長谷川幹委員長、やましろ健康医療生協の佐藤京子理事長、新社会党京都府本部の池内光宏書記長が追悼の言葉をのべました。山本家を代表して孫の山本勇治さんがあいさつしました。
日本共産党の浜田よしゆき京都6区代表が参加しました。